ばばさま落ちる
原稿は落ちなかったが、代わりに?ばばさまが落ちた。
入院先でちっともじっとしていないばばさま。
しかし5分も目を離さないで監視なんて出来るはずもない。
集中治療室で隣がナースステーションでよく見えることもあり、昼間は付き添いはいらないですよ、とナースに言われて叔母が数時間席を外したらしい。
そしたら落ちた。
ばばさまがベッドから。
連絡が来たのはなんと叔母さんが「よろしくおねがいします」と報告して帰ってから15分後だった。
そしてばばさまは腰の骨を折った。
ベッドの柵を乗り越えようとしたらしい。
これって、問題だと思う。
安全を確保されているべき場所でさらに怪我をするなんてどういうことだろう?
ちゃんと見ているからと約束してくれたから帰ったのに。
しかも集中治療室ってのが大問題だ。
ばばさまは15分おきにトイレに行こうとしていた。
これに切れてみんな喧嘩になる。
そのたびに尿瓶を持ってきて洗わなければならない。
なのに全然量が少ないのだ。当たり前だけど。
で、「いい加減にしろ!ばばあ!!」となるわけである。
あんまりに頻繁なので診てもらっても、回数が多いから問題はないと言われ、それでも引き下がらずに見て欲しいと言うと、エコーで調べてくれた。でもほとんど尿は入ってないといわれる。
それを見ていた母は、自らの膀胱炎のつらさを思い出して、「何でもいいから道尿してくれ」と頼み込んだ。
すると出るわ出るわ。
入っていないといわれたのにもかかわらず、500ccは超えていた。
さぞつらかったのだろう・・・ばばさま。
あんなに動き回って「トイレ トイレ 助けてぇ~」と言っていたのは・・・・・・・・・・・・・・・。
伊達ではなかった。
後から分かったこの事実に皆黙り込む。
あんなに変なものを見るように怒鳴ったりして悪かったなぁ、と。
そりゃ、つらかったんだろうから。
その後ばばさまは意識を手放すようにぐっすりと眠っていた。
数日寝てくれなかったのがうその様だ。
そんなこんなで、ただいまその病院に対して、非常に不信感が溜まっているのである。
このいい加減さはいかがなものか?と思うわけです。
やっぱこういうのはかなり上に話通しておきたいよなぁ~と。
デモ私はよう言わん。
伯母さん、頑張って嫌われ役してね。
by nanamako | 2006-10-06 01:22 | 日々を重ねる